日本ボランティア学会2001年度版学会誌

特集 希望を組織する

(A5判120ページ)
□時評│グローバル劇場の観客席から離脱するために
──栗原 彬

特集 希望を組織する
■ボランティアという名の搾取:国連PKOで国連ボランティアを使う立場からの考察
──伊勢崎賢治(国連シオラレオーネ)

■「生活圏の町」から
──吉岡忍(ノンフィクション作家)

■「共感」ということについて
──草野榮應(仏教情報センター)

□座談│越境する知
──北山晴一(立教大学)×三浦展(消費社会研究家)×中村陽一(本誌編集長/立教大学)

□「つながる」ことの意味するもの
──桜井哲夫(東京経済大学)

□ボランティアと市民社会:戦争とボランティア精神を中心にして
──増山真緒子(国学院大学)

□ボランティアの参加にみる共的セクター:ごみ分別ナビゲートボランティアの事例から
──春山文枝(龍谷大学)

□座談│市民活動の軌跡:ネットワーキングからNPOまで
──久住剛(パブリックリソースセンター)×槇ひさ恵(ナイスハート基金)×中本啓子(東和大学国際教育研究所)×中村陽一(本誌編集長/立教大学)×播磨靖夫(本会副代表)

書評
□『「地球市民」が変える』
──田中義信(大阪女学院大学)

□『ダギーへの手紙:A letter to a Child with Cancer』
──小西秀和(NPOインターン)

□『反定義:新たな想像力へ』
──小松光一


▼ 確かに私はテレビに映るアフガニスタンの子どもを「見物」しているかもしれない。しかし、アフガニスタンの子どもを見ているつもりで、その子どもの強いまなざしに自分が見られていると思うことがある。そこに奇妙な違和感が生まれる。そのまなざしに私の欲望が映し出される。私を死にゆくままにするなと無言で語りかけるまなざしに、私はほとんど「観客席」から腰を浮かせ始めている。(栗原彬)

▼攻撃性というのは、ある意味では人間だれしもがもっている。昨日よりも良くなりたいとか、こう努力してみたいという生きるエネルギーも、攻撃性と重なっている。しかし、それが過激に過剰になり、暴力として吹き出すことがある。人類はずっと、このやっかいなエネルギーをどう制御するかに頭を悩ませてきた。誰もがもっている攻撃性が暴力として発現することにブレーキをかける機能のすべてを、私は「文化」と呼びたい。(吉岡忍)

▼自分は何者なのかとか、自分が社会に対して発言することで何が変えられるのかについて悩みながら、あえて声を発してきた緊張感やエネルギーがありました。しかし現在は、ボランティアやNPOへの追い風もあり、そういう緊張感が要求されることはあまりありません。そのことによって、自分たちの市民としてのあり方が見えにくくなってしまったという一面があると思います。(槇ひさ恵)

1,885円

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