日本ボランティア学会2003年度版学会誌

特集 市民社会と専門性-臨床する知へ

(A5判160ページ)
特集 市民社会と専門性:臨床する知へ
■ボランティアとシティズンシップ
──小玉重夫(お茶の水女子大学)
■市民社会とアドボカシー
──富永さとる(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科)
■座談│共生の社会技術:コミュニティデザインとワークショップの現場で考えていること
──甲斐徹郎(チームネット)・中野民夫(日本環境教育フォーラム)
  中村陽一(立教大学)
■「大学と市民社会の協働」をめぐって
──米田伸次(帝塚山学院大学国際理解研究所)
■市民としての大学教員:サービスラーニングの実践を手がかりに
──川上文雄(奈良教育大学)
■大学と地域とのつながり
──武蔵工業大学環境情報学部
■大学の社会貢献のかたち:中国ハンセン病支援、地域通貨の2つの事例をもとに──西尾雄志(早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター)

投稿
□ボランティア活動における若者への期待と陥穽:ユーススポーツの指導者に関する事例研究
──前田博子(鹿屋体育大学)
□朝日新聞紙面にみる戦後日本におけるボランティア像の転換過程:ボランティア像の歴史的分析に向けて
──木下征彦(日本大学大学院文学研究科)
□ボランティア原理と施設ボランティア:高齢者福祉施設におけるボランティアコーディネートを通して
──山本浩史(川崎医療福祉大学)
□埼玉県におけるボランティア(精神保健福祉領域)の現状と課題について
──三枝将史(立教大学大学院文学研究科)・高畑隆(埼玉県立大学)

書評
□『当事者主権』中西正司・上野千鶴子、岩波書店
──加藤陽子
□『大塚久雄と丸山眞男:動員、主体、戦争責任』中野敏男、青土社
──楠原彰(国学院大学)



▼ 「ボランティアとシティズンシップの関係は、これまで主に、前者のソーシャル・キャピタル理論にもとづく共同体主義によって解釈され、結びつけられる傾向が強かった。しかしながら、後者の政治的シティズンシップにもとづいてボランティアとシティズンシップの新たな関係を構想することもまた可能なのではないだろうか。このことは、「動員」や「封じ込め」へのベクトルに還元され得ない、より多様な可能性の場へとボランティアの実践をひらき、その政治性を自覚的に生かしていくうえでも、きわめて重要な課題であると思われる。(小玉重夫)

▼僕たちの話に共通して感じるのは、つながりを求めるという根源的な原動力です。きっとだれもが、生活のどこかでつながりを求めていると思うのですが、現代の僕たちの価値観や生活のパラダイムは、つながらないこと、個別であることがベースになっています。「つながらなくていい」という方向に、技術が進歩してきたということもできます。(甲斐徹郎)

▼大学が市民社会の課題をみずからの課題として引き受けるとき、大学は市民社会にとって外部・中立の存在ではなく、内部の存在になる。モートンとソルトマーシュは、中立・不党派性を理由に政治の要素をもつ地域課題に関与しない大学に不満を表明している。市民としての大学教員が多くなることで、大学は市民社会内部の存在になっていく。(川上文雄)

1,885円

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